カナールの生き物たち
前田森林公園のカナールは見てのとおり人造の巨大な池みたいなものである。しかし、いくら自然のものではないといっても、水あるところに生き物は集まってくる。
水面にいる為、すぐに目立つのはアメンボである。まあ、この昆虫は雨上がりの水溜りにいるぐらいだから、珍しくはない。簡単に見つかるだろうということは予想していた。
泥が沈殿した底をよく見ると、ミズスマシが泳いでいるのを発見した。ちょこまかと動きまわっている。すぐそばにはマツモムシがいた。オールのような前足で水中を背泳ぎして移動する虫だ。ミズスマシより知名度は低いが、探せば結構見つかる。
結構いるところには、いるんだなあと感心していると、なにやら細いからだの虫が泳いでいるのに気づいた。
なんと、ミズカマキリである!見るのは小学生の頃以来だ。当時、私は苫小牧に住んでいて、近くの山の中を流れる小川でよく採ったものだった。
一度、木の棒で手繰り寄せて捕まえたのだが、うっかり陸において写真を撮るのを忘れ、そのまま水の中に放してやった。久しぶりの対面に興奮しすぎたか。
あれはもしや!
すくすくと育つ子ガモら
みずかまきりだあ〜
帰りに壁泉でカエルを採っていた小学生の3人組を見かけた。網を片手に水面を覗きこんでいた。今の小学生はポケモンばかりかと思っていたが、なかなかどうして。
夜になるとカエルはガンガンやかましいほど鳴いている。昼間は、なかなか姿を現さないが、いることは確かだ。
それにしても、虫も知らないところで頑張って生きているようだ。
まず、初夏に見ることができるのはマガモの親子だ。子ガモの愛くるしい姿に皆、気も和らぐ。
しかし、子ガモの成長が早いのも確かである。ちょっと前まで、ちょこちょこと親の後をついて泳いでいたと思ったら、数日たって、体の大きさが倍になっている。その姿を見ると、さすがに素直に可愛いとは思えなくなってくる。
みずかまきり
タイコウチ科の水生半翅類。体長45mmほど。体は細長く灰褐色。尾端に体長より長い2本の呼吸管がある。淡水中で鎌のような前脚で小動物を捕食する。